人は顔を見れば99%わかる
008/(著)佐藤ブゾン貴子/河出書房新書/
保管場所:社員保管(貸出不可
【なぜこの本を選んだか】
かつて、賞味6ヶ月程度の短いフランス滞在中に、3度にも渡って“顔分析”される場面に出くわした。例えば「〇〇したい」と発言すると「あなたは△△だから、実現できるわよ」といった具合に、世間話の延長で。△△には、顔のパーツを示しての分析結果がある。そこで、フランスで生まれた相貌心理学という分野を知った。その後帰国し、図書館で、ルイ・コルマン氏の『相貌心理学序説』を借りて読み、1つの学問として関心を持ち続けている。この著者は、この相貌心理学の日本で唯一の教授である。教授という肩書を持つ者は、世界にはまだたったの15人しかいない。
以前、ある商社の人事部で面接官として活動していたが、その企業のベテラン人事の女性が、採用部門に陣中見舞いにやってきた時にも“顔分析”に出くわした。彼女は、大量の写真付き履歴書を1つひとつ手に取りながら、その写真のみで、応募者の適正を語った。「あなた達は営業にしたいんでしょうけど、総務の方が発揮するタイプよ。」「精神的に不安定な部分があるかも。細やかなフォローしてあげて。」といった具合に、めいいっぱいの自己紹介の文字列を読むこともなく。尋ねてみると、彼女は、相貌心理学をフランスで3年学び研磨し続けているとの事であった。一般的にはまだ認知度の低さを抱いてた当時、日本でも企業では採用されていることを知り得た。
日本にも教授が誕生し、これからのコミュニケーションの思考の1つとして、知れ渡っていくのではないかと思う。それなりに顔相というものを自分の経験値から見出ていくのが人間であるが、ある種曖昧な感覚的なものではなく、学問として知見にしていきたい。自身と関わる人々が、そして、自分自身が、どんな傾向を持っているのかを相貌心理の側面からも理解し、人生の運び方の工夫にしていきたい。
【本を通じて学んだこと】
タイトル通り『入門』として、相貌心理学の考え方が非常にわかりやすく理解出来た。
顔・形の変わる部分と変わらない部分について、当然加齢にともなう人体の経年劣化も含めての、明確なロジックがあることがわかった。肌感覚ではあるがこの10年“あるがまま”(自分を受け入れる的)という啓発が増えてきたように思うが、その最たるが、この相貌心理学ではなかろうか。額、鼻、頬骨・・・その様によって、隠しきれない「人格」がそこに存在し、それらを理解することは“あるがまま”を受け入れる準備である。(参考に明記すると、自身は、自己啓発本は同じことしか書いていないと感じる為、あまり好む達ではない。しかし、そういった時代性にも本書は即しているのではないかと思う)
【この本を読んで目標に対して自分はどう活かせるか】
世界が大きく転換する今、個人がよりフォーカスされ、更に自由度があがる時代がやってきた。対面がメインだった昭和までは、“目線が”“腕の組み方で”“おへその向きで”と目の前にある一挙手一投足に、そして、そこに醸される空気までもが、判断基準になり得た。オンラインでの経済活動がスタンダードになり、PCやスマホのバストアップがこれからのコミュニケーションのメインストリームとした時、この相貌心理学は時代に即していく学問だと感じる。自身は性質的に社交度高めの為、新しい出会いが多いタイプなので、これからの日々の営みの中で、相手を理解し、共感力をあげる知見としたい。
【この本のあらすじ】100文字程度
「チームメイトのこめかみがぺたんと平坦だとしたら」「オンライン上の某人は目が離れている」こういった要素から見てとれる傾向を業務遂行や日々の交流のスパイスとして取り入れると、日常や人間関係はもっと面白くなるはず。マスクの下で“口が空き気味”な方います?空き気味の方の傾向も、本書でさらりと解説されています。