アフターデジタル2
014/(著)藤井保文/日経BP/
保管場所:社員保管
【なぜこの本を選んだか】
日々デジタル機器に囲まれて過ごしているのになんとなく時代に取り残されている感覚が由来するところがつづられているのではないかと思った。前著も購読したが外国(中国)の制度の話が多く、理解にはページ数が足りないと感じたため、本書との間で相乗効果を発揮させようとも考えた。
【本を通じて学んだこと】
中国の経済発展は表層的な理解にとどめられないということを第一に感じた。
すべての購買をID化する、収得したデータをユーザーエクスペリエンスに注ぎ込む、というサイクルを間断なく回し続ける巨大な組織力に驚嘆しつつも注目せざるを得なかった。
前著でスターバックスの牙城を脅かす動きを見せていたラッキンコーヒーが本著では暗転していたところに、ノウハウだけを単純に日本には移植できないだろうという教訓を得た。
著者も「精神」の大切さを丹念に説いていて、少なくとも原始的な金儲け至上主義の採用を拒絶していることは明白だと思う。
非倫理性が指摘され続けて久しい日本型資本主義に対する、継続課題を装いを改めて示した野心的な書物と思う。
【この本を読んで目標に対して自分はどう活かせるか】
徹底した顧客目線を維持すること。
テクノロジーの波におぼれそうになる日々の中で、ユーザーとの関係における意味を常に問い続ける。
その姿勢があれば平凡な技術がユーザーエクスペリエンスをもたらすことも十分可能と思う。
【この本のあらすじ】100文字程度
中国のバイクシェア制度にはじまり、医療、保険、コーヒー店などあらゆる業種におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じたユーザーエクスペリエンス(UX)向上の成果とそれをもたらしたプロセスに対する淡々とした追跡の中に、日本経済の30年の閉塞感に対する処方箋を散りばめた良書。