人類の選択
016/(著)佐藤優/NHK出版/
保管場所:会社保管
【なぜこの本を選んだか】
ポストコロナを生き抜くための本というのが最近よく出ていますが、それを歴史的な参照とともに分析する本というところに魅力を感じました。また、著者が元外務省職員ということもあり、行政的な視点・世界的な視点を合わせた上での考え方を知ることができるため、単に歴史的な対照ではなく、現代の行政権に結びつく形でのポストコロナを学ぶことができ、そのような視点をもって今後の業務をしていくことが新規のネックや、受講生のコロナ禍の悩みの現状を把握する上で重要だと感じました。
【本を通じて学んだこと】
アテネ史の感染症や、ビザンツ帝国のペスト、14Cヨーロッパの黒死病などがいかに当時の政治体制に影響を与えたのかということをまず分析しています。実際、国家の在り方を大きく変えるような出来事にも絡んでおり、次章での現代国家のコロナへの対応から、危機に対する対応の在り方が見え、統治のあり方が変化していく流れに繋がっていきます。コロナへの対応の知識的な側面だけでなく、過去→現代→未来への影響をそれぞれ分かりやすくまとめており、表現の仕方としても参考になるところがありました。宗教や哲学にまで踏み込んだ記述はかなり攻めた内容になるが、住んでいる人々とそういった文化は切っても切れない関係なのでコロナ後の動きを考える上ではかなり新しい発見だと感じました。
【この本を読んで目標に対して自分はどう活かせるか】
「リスク以上、クライシス未満」と本書では評価されている今回のコロナへの対応で、国家の統治のあり方や国民性を分析している点は今後の世界の在り方を考える上で必要なことだと改めて思いました。それ以上に、今まで知っていた歴史的に大きな分岐点の背景の中に感染症が見え隠れしていたことを初めて知りました。受講生が合格や内定に繋がる上でも、一義的な要素だけでなく、複数の事情が入り組んで結果に繋がっていると思っています。今回学んだような視点は、それをより多角的に見ていく上で参考になるものであり、規模の違いこそありますが、外務環境の変化に合わせた対応というのはこのポストコロナの本から学ぶことは多かったように感じます。
【この本のあらすじ】100文字程度
ポストコロナの本は今沢山出ていますが、時代に対応していくためにはより大きな動きを見極めて行動する必要があります。元外務省職員が書く本なので、現状の世界の流れを正確に見極める本としてぜひ参考にしてください。