ブックシェア制度:レポート

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あぶない法哲学

029/(著)住吉雅美
保管場所:会社保管(貸出可)

【なぜこの本を選んだか】

私は法学部ではないのですが、法学部の学生は法律科目の具体的な勉強をしていくと同時に「法哲学」などの法律を直接活用しないような科目も学習します。受講生からも法哲学を勉強してかなり面白いという話を聞いていたので、法学部が学んでいる法律科目でない知識はどういうものなのか、そもそも「法哲学」とはどういう学びなのかを見てみたいと思い本書を手に取りました。

【本を通じて学んだこと】

本書で書かれていることは全て倫理的には問題だと思われるような内容ばかりです。普通であれば一蹴されてしまうような内容ですが、フラットな頭で改めてなぜダメなのかを考えることで、法律として規制すべき部分と規制してはいけない部分というのを理解することができます。例えば、「困っている人を見て見ぬフリをするのは許されないか」というお題に対して、助けてあげないといけない、自分にできるのは何なのか考えないといけないと思うかもしれませんが、だからといってそれは義務に当たるのか、見捨てる自由も法は許容しているのではないか、と法律としての視点で見た場合は評価が大きく変わってきます。当たり前を当たり前と思わず一歩引いて考えることが法律を使っていくために重要なことだと感じました。

【この本を読んで目標に対して自分はどう活かせるか】

法哲学という分野は学んだことがなく、法学でありながら法律でない科目の重要性をこの本を読んで知ることができました。法律は人間が作り出したものであり、今後も作り出され、使っていくものです。そのときに本書のように一歩引いて考えられるのか、そして先人たちはどのように考えて今の法律を生み出してきたのかを知ることができた良い機会だと思います。試験勉強としての法律の理解も重要ですが、法律の本質を考えるこのような学問も実際に法律を使っていく立場になるためには重要なのではないかと考えます。この法哲学の考え方を学んだことで、より一層法学部の受講生の視点に立った考え方や物の見方で話せるようになったのではないかと思います。

【この本のあらすじ】100文字程度

「法哲学」と言われてもピンとくる人は多くないと思います。しかし、法哲学は法律を使っていく上で前提となるような考え方になっています。当たり前だと感じていることを法という視点を交えて考えてみると普段見えなかった世界が見えてきます。