渋沢栄一
037/(著)橘木 俊詔
保管場所:会社保管(貸出可)
【なぜこの本を選んだか】
新しいお札になる予定の「渋沢栄一」という人物について、日本史などで名前は聞いたことがあるけどどういう人かは知らないという印象でした。日銀をつくったりとやったこと自体は大きなことが描かれたりしていましたが、実際に偉人として評価されるに至ったエピソードを読みたいと思い、本書を手に取りました。なぜこの人が評価されたのか、経営の神様と呼ばれる所以を知り、今後の経営分析に役立てたいと思いました。
【本を通じて学んだこと】
本書は「渋沢栄一」の伝記です。彼が行ってきたエピソードをピックアップして著者が解説するものであり、かなり分かりやすかったと思います。時代は江戸末期から明治初期で、それこそ渋沢栄一の名前を知らない人でも知っているような人物と多く関わりがあったことが記されていました。渋沢自身も農村青年→幕臣→官僚→銀行家と目まぐるしく立場が変わりながらも、当時の日本経済の基盤を作り上げ、福祉や教育にまで眼を配った渋沢の振れ幅の大きさがよくわかりました。海外列強から学び、日本に取り入れることを積極的にしてきたのは、当時の日本の事情を考えるとどれだけ大変だったかが伺えます。今でこそ民間経済人として、銀行経営や数多くの企業の設立に携わり、「日本資本主義の父」と賞賛される大人物となっていますが、多くの人はそれほど日本史の中で印象に残ってはないと思います。目立つ立場ではないものの、こういった人がいて今の日本が成り立ったのだと感じさせるものでした。
【この本を読んで目標に対して自分はどう活かせるか】
さすがに時代が時代なので直接的に活かせるわけではないのですが、柔軟な発想という点ではとても参考になるところが多くありました。特に海外を複数回訪問し、日本に取り入れて政治や経済の文化を変えたことは、他者からよく学び自身のやり方を変えるという視点を持つために重要だと感じさせられました。今では当たり前になっている銀行の制度や教育の制度など、日本の文化には本来合わない物をどのように取り入れていったのか、その衝突も本書から学ぶことができました。そういった新しいものに変えていくために段階を経て進めるのは、とても重要で、見習わなければならないことだと思います。
【この本のあらすじ】100文字程度
新しい一万円札になる「渋沢栄一」という人がどういう人だったか皆さんご存じでしょうか。日本が今のように発展してきた経済的基盤を作り上げた彼がどのような人だったか、この本からぜひ学んでみてください。