政治学の第一歩
038/砂原 庸介 (著), 稗田 健志 (著), 多湖 淳 (著)
保管場所:会社保管(貸出可)
【なぜこの本を選んだか】
有斐閣ストゥディアといえば、法律や政治の分野をかなり分かりやすく書いてくれている本で有名です。専門性を損なわないながらも大学で学ぶような内容をある程度網羅しているので興味を持っていた一冊でした。特に政治学の分野は学問として確立しながらも分かりづらく手を出しづらい分野だったので、本書で導入部分を学んでみたいと思い購入しました。学問として教えることはないにしても、学んだ内容を通して公務員試験の分析材料の一つにできればと考えております。
【本を通じて学んだこと】
内容は難しいものの、かなり分かりやすいものでした。政治学の基本概念を合理的個人と集合行為問題を基盤として平易に解説してくれますし、有名な映画やニュースなどを例として引用しており、直感的にわかりやすい表現が多かったので、他の政治学の本に比べて導入として入りやすいものだと思います。また、本書の中には読書案内もあるため政治学に興味がある人にオススメです。政治は単に国会をイメージするだけでなく、地方や民間団体、その投票制度や運営システムの在り方も多くのものと関わりながら進められているものだと本書を読んで実感しました。スケールの大きな話しばかりで、実感を持てない分野が多かったのですが、現代の政治がこのような仕組みになった理由やその意味を本書から学ぶことができたと感じています。特に連邦制や国際政治についての記載は、中々日本でニュースを聞いているだけではイメージできない部分も大きかったため、体系的にこの本で学べたことは良かったです。
【この本を読んで目標に対して自分はどう活かせるか】
大学卒業まで学んできた中で政治学を学ぶということをあまり意識したことがないので、この分野が学問として重要なものなのか、意味のあるものなのかということを知りませんでした。しかし、本書を読むことで今の政治に繋がるまで多くの変遷があり、現代の政治においても各国の在り方・進め方が異なり、正解のない道筋をたどっているという点で学問として非常に魅力的な分野であったと考えを改めました。政治学の目指すべきところは安定した秩序づくりなのですが、それを目指すために様々なルールが改廃されていって今の形になったことを学ぶことができてよかったです。こういった政治学の方向性というものを知ることができたので、公務員試験で必要な政治学がどのレベルなのか、どういったことが求められているのか、考える指標を作ることができたと感じます。
【この本のあらすじ】100文字程度
中々手を出しづらい「政治学」という分野について平易な言葉で説明してくれる良い本です。学問として政治学がどのようなことを学んでいるのか、政治学の魅力を本書を読んで感じてみてください。