Christian Louboutin
049/(著)Christian Louboutin/Rizzoli
保管場所:社員保管(貸出不可)
【なぜこの本を選んだか】
熱狂的なファンを持つハイブランドの、20周年のアニバーサリーブック。その歴史や変遷を学ぶため。
【本を通じて学んだこと】
靴の概念をとうに越えて、マスターピース足りうるもはやアートなのだが、すでに大きな影響力を持つブランドがまだ30年にも満たない歴史という事に驚いた。
レッドソールが象徴的だが、ブランド設立からの20年それはブランドのアイコンとしてあり続けている。クリエイティブ・ディレクターなど重要な人事がなされていく時、今後どのようにデザインに変化が起きるのかが楽しみなブランドの1つ。
シャルル・ジョルダンやデヴィッド・リンチのコラボレーション、ルブタン自身の交流や文化人からの寄稿は、豪華絢爛なラインナップはもちろんだが、彼の存在は様々な表現者をも刺激するのだということを目の当たりにする。
ルブタン氏が語るインスピレーションの中に、「日常」というのが何度か登場するのだが、寝ても覚めても呼吸をするように五感を研ぎ澄ましているような印象で、気付きと表現と両方の感性が成立した時に、世界を魅了する芸術が生まれるのかと感動的である。
【この本を読んで目標に対して自分はどう活かせるか】
Chritian Louboutinには、スニーカーも、小物も展開がある。今では男性ファンも増えてスニーカーやバッグで取り入れる人も増えている。しかし、このブランドが世界の人を魅了したのは、紛れも無く10cm以上のハイヒールの美しさである。アイコニックなこのパンプスの世界観が瞬く間に世界に旋風を起こした。ハイブランドというのは、どうやって“ハイ”になっていくのか、世界に認められていくのかについては産業として長年の関心事である。Chritian Louboutinの場合は、レッドソールやチャームが人々に印象を与えたが、ブランドが持つ象徴性は重要であることがわかる。日常的とは決していえないにも関らずコレクターがある様は、1点ものの絵画や彫刻などと等しい価値を見出されていると取れる。だが1点ものではなく、量産品である点。量産の中に熱狂が生まれることが、ハイブランドビジネスとも言えそうで、価値がマネタイズされる業界。価値というものを考え直す機会となり、独りよがりにならずに不変的な支持を得ることと価値の関係が、具現化できるときに良いビジネスが生まれるとも言えそう。
【この本のあらすじ】100文字程度
息を呑むデザイン性と、繊細ながらも安定感を備えた構造という機能美とが共存する、唯一無二のブランドです。アートブックとして眺めていると時を忘れる感覚に陥ります。洗練された場所への外出が容易くない今、視覚で非日常を味わえます。